憧れ

B組のクラスへ入り
黒板で席を確認して
私は真ん中位の列の
一番後ろの席についた。

 

 

私の前の席には
綺麗な黒髪のボブヘアの女の子が
座っていた。

 

 

 

暫くボーッとしてると
前の席の女の子が振り返り

 

「こんにちは。
私は東上暖華(とうじょう はるか)
良かったら仲良くしてね」

 

とニッコリ

 

可愛いい子
人懐っこいかんじの
クリクリの目でニッコリされたら
嫌なんて言える人いないんじゃ。

 

なんて思いつつ

 

『藤堂瑠羽です
私、中学校が遠いから
誰も知り合いがいなくて
こちらこそ仲良くしてね』

 

私も一応笑ったけど
笑えてるかな?

 

「かわいい?
っていうか キレ?
るうちゃんって呼んでいい?
私の事は はる って呼んでね」

 

『はる 宜しくね
私も るう でいいよ
はるみたいな可愛い子に
キレイって言われると複雑』

 

って本音を言ったら

 

「何 言ってるの
男子皆 るうの事見てるし
どうしてその小さな顔に
そんな大きくて綺麗な猫目が
って髪は地毛?」

 

『髪は地毛だよ
元々 この茶色なの』

 

「もぅ 羨ましすぎる」

 

なんて話してたら
担任の先生が入ってきて
自己紹介を始めたので
話は中断

 

 

 

担任はなんだか
元気のいい人で

 

浅野 遼(あさの りょう)
26歳らしい

 

 

その後
体育館へ移動して
入学式を済ませ

 

絢子さんと
レストランで夕飯を食べて別れ

 

私は少しの疲れと共に
自宅マンションに戻った。

 

学校が始まって1週間

 

はると仲良くなり
毎日色んな話をしつつ
それなりに楽しく過ごしていた。

 

 

お昼休み

 

 

恵美さんという絢子さんのお友達が
ご近所だし自分の娘の分のついでだからと
宅配BOXに届けてくれるお弁当を持参して
はると一緒に天気のいい日は
中庭で食べている。

 

 

はるは
毎日 お母さんの手作りらしい
お弁当を食べている。

 

 

はるの家族は
共働きの
お父さんとお母さん
はる
弟と妹
5人家族で
学校から自転車で40分ほどの
2DKのアパートに住んでいるらしい。

 

この学校は特待生で
授業料免除になるから
通うことにしたけど
本当は就職するつもりだったらしい。

 

はるの家族の話は
いつでも暖い

 

 

 

私が求めても
手に入らない

 

暖かい家族
愛情溢れる両親

 

 

狭くても暖かいアパートが
羨ましかった

 

 

とても

 

 

 

 

 

 

でもはるは
自由な私の生活を
干渉しない親を
1人のマンションを
羨ましい

 

そう言った