愛を見つけたくて

「降りてもらっていいかな?」

 

そんな言葉と共に
運転手の人が
ドアを開けてくれた。

 

繁華街を抜ければすぐに
駅がある。

 

「夜はあんまり治安がよくないから
なるべく出歩いちゃ駄目だよ。」

 

なんて話しながら
駅前まできた所で

 

「ここに連れてきたかった」
と言われ

 

『なんのビル?』
と問えば

 

「瑠羽ちゃんの住むマンションだよ」
と言われビックリ

 

 

「入ってみよう
気に入るといいんだけど」
そう言って歩き出した
おじ様に着いていく

 

 

私は

 

ここで

 

 

 

地に足がつかない

 

でも

 

空にも手が届かない

 

 

 

 

 

この場所で

 

 

愛をみつけられるのだろうか

 

藤堂 瑠羽 (とうどう るう) 15歳

 

 

今日から
高校生になりました。

 

シャワーを浴びて

 

朝ごはん替わりの
ヨーグルトを食べて

 

制服に着替える

 

高校の制服は
黒のブレザーに
ピンクとグレーのタータンチェックの
プリーツスカート
シャツはグレーと白と黒
好きなものを着ていいらしく
今日は白にした。
それに学年カラーのピンクのリボン

 

男子は
色違いの水色とグレーの
タータンチェックのパンツ
リボンがネクタイになるらしい。

 

高校前で
絢子さんと待ち合わせているので
少し早めに出発した。

 

 

学校の前で
絢子さんに挨拶をして
体育館へ向かう絢子さんと別れ

 

中庭に貼りだされている
クラス発表を見に行く

 

 

私がこの私立高校を選んだ理由は

 

同じ中学から
誰も受験しないから。

 

 

遠いのもあるけれど
入学金や授業料などが
普通よりもかなり高額で
その変わり
あまり成績などは重視されず
校則なども無いに等しいくらい
自由な高校

 

クラス発表の掲示板を
見ている新入生も
中学校と違ってなんだか
頭がやたらとカラフルで
面白い。

 

 

1人苦笑しながら
掲示板に近づいて
クラスを確認

 

 

AからFまで6クラスある中の
B組に名前があったので

 

そのまま

 

B組へ向かった。